学習塾の裏側 〜授業のコマ数を増やすってどうなの?〜

こんにちは。ジロ子屋です。

 

塾にいってるけど成績があがらない

 

こんな思いをされてらっしゃる方は少なからずいるのではないでしょうか。

 

成績が上がらない原因は一つではありません。

  • 学習習慣や学習計画がしっかりできていない。
  • そもそも集団塾と個別指導塾と家庭教師の選択から間違えている。
  • 有名な塾に通っているが先生との相性に問題がある。
  • そもそも授業についていけてない。
  • 生徒さんが塾で寝ていたり宿題をしなかったり

原因はたくさんあります。

 

成績があがらない原因の一つに増コマ問題があります。

 

成績が上がらなかった場合、塾から

sasasa
成績が上がらないのでコマ(=授業)を増やしましょう

と言われたことはありませんか?

 

よくみられる失敗がコマ数を増やすことです。

 

コマを増やすとどうなると思いますか?

普通は授業を増やしたので、成績が上がるはず! と思いますよね。

確かに成績があがることもありますが、少し上がるだけです。

でも半分以上のケースで成績はあがりません。

 

成績を上げるには「量」をこなさなければなりません。たくさん覚えてたくさん問題を解く。

なら、授業を増やすことは、いいことのはず。

しかし成績はあがらない。

 

なぜか?

 

それは予習復習などの「自学」の時間がなくなってしまうからです。

ジロ子屋では繰り返し言ってますが、

「授業」はわかるだけ。

「自学自習」で「できる」ようにする時間を作ってあげることが必要です。

 

増コマをしても「わかる」だけで、頭の整理ができず、ただ言われるがまま「量」をこなす。

何となく頭に入ってくるのですが、試験問題に向かい合った時に、頭の整理ができていないため問題を解くことができません。

頭の整理ができていないから授業についていけず、成績がさらに下がる。そしてまたコマを増やす。

こんなアリ地獄にハマっていませんか?

 

このブログを書いてる私も、同じ失敗をしました。

長男が小学6年生の時に受けた全国模試で偏差値28という、みたこともないような数字を叩き出しました。

藁にもすがる思いで、塾の先生に言われるがまま、増コマを繰り返しました。

高校受験のために、家族の娯楽に使うお金がなくなるくらいのお金を毎年支払いました。

夏講習、特別特訓、お盆特訓、祝日特訓・・・

何度増コマしても成績が上がらない・・・

 

「きっと子どもは勉強ができないんだ。でも親として精一杯の努力はしてあげたい!」

 

そう言い聞かせてきました。

 

今思えば、塾の思うツボでした。

(なぜ思うツボなのかは、今後のブログで明らかにしていきますね。)

成績があがらない親の必死につけ込んで増コマを提案してくる。

増コマしないと、このまま成績があがらないままですよ、と脅迫に近い言葉を言われる。

塾からすれば、たくさんお金を払ってくれる、いいお客さまでした。

 

大きくなった息子と話をして分かったことなんです。

高校生になった息子からこんな言葉を聞きました。

「中学の時はクラブに習い事(空手)に塾に、わけがわからないほど忙しかった。」

 

そうなんです。

忙しすぎて何が何だかわからない生活を送っていたのです。

(中学のクラブは、土日祝を丸一日拘束して練習や試合をしてました。)

 

彼は高校に入ってからは塾にも行かず、クラブもせず、好きな空手を少しだけしてました。

なのに、進学した高校を考えると、合格は難しいような大学に入ることができたんです!

 

そう! 考える時間ができたんです!

あとは私が勉強のコツを教えてあげただけでした。

それだけで彼は成績があがり、自分が本来いるべき位置に戻ってくることができたんです。

 

みなさんは、増コマを繰りかえして、子どもを苦しめてませんか?

増コマよりも、子どもの生活習慣を把握して、しっかりと最終目標に向けて学習計画を立ててあげれば、子どもはより力を発揮します。大谷翔平の目標達成シートのようなものを作ってください。

 

ジロ子屋では、「自学自習」をモットーに勉強をすすめています。

そのための環境づくりや学習計画を作り上げて成績を上げていきます。

塾で成績が上がらなくて困っている方は、一度、ジロ子屋へご相談ください。

あなたの子どもは勉強ができないのではなく、力を発揮できていないだけです。


 

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