ジロ子屋です。
こういった声をよく聞きます。
こう思うのも頷けます。学校側は五木模試やV模試で受験校を判断しないのですから。
学校は自校の実力テストで生徒の実力を判断します。
大阪府では各中学校での実力のバラツキを防ぐためチャレンジテストを実施して実力差を把握しています。
奈良にはこの制度がないので、甘い内申をつけてくれる中学校が優遇される事態が起こっています。
では模試にはどういった役割があるのでしょうか?
一つは私立高校側が生徒の実力を判断する際に参考にすることがあること。
そのため五木模試の過去問を徹底的に練習させてから11月の模試を受けさせる大手塾もあります。
そういった塾では五木模試を材料に生徒の進学先の振り分け作業(私立高校に合格の確約)を行なっています。
詳しくは下記ブログにて
本当の理由は自分の実力を図ることが目的です。
入試は1年に1回だけです。
その1回で力を出し切る必要があります。
でも現実は、偏差値が60~70の間を行ったりきたりした成績だと偏差値65の高校に受かるのかどうか、判断がつかなくなりますよね。
ここで模試から合格率を弾き出す見方を紹介します。
例えば、模試の結果が下記のようなグラフの成績だったとします。(複数回受けたと仮定)
下記のように赤い線を結んでみると全体的なイメージとしては成績は常に右肩上がりで伸びていると判断できます。
このグラフから見えることは、どんなに調子が悪くても偏差値60以上の高校には合格できる、ということ。
逆に偏差値70以上の高校に受かるのは難しいことがわかります。
偏差値65の高校を目指しているのであれば、合格率は50%ということになります。
ここに志望高校順位と赤本過去5年分と内申点を組み合わせて合格率を出します。
志望高校順位と内申は割愛しますが、
赤本(過去問)5年分で全年度で合格ボーダーを大きく超えてるなら合格率は50%ではなく80%以上とみるべきです。
赤本(過去問)5年分で全年度で合格ボーダーを越えれなかった場合は合格率50%より下と見た方がいいでしょう。
私立入試や公立入試は特徴があるので、赤本(過去問)は自分にとって相性がいいのか悪いのかを判断できる材料になります。
このように模試だけでなく他の材料も使いながら合格率を正確に出して受験校を決めていきます。
模試の結果は合格率を弾き出すのに最も正確な数字であるといえます。
合格率だけを計算するなら学内の実力テストよりも正確です。
そのため模試をたくさん受けることをお勧めいたします。
自分の実力をしっかり把握する。
みなさんも模試を活用して志望校の合格率を正確に把握して受験に臨んでください。