学習塾の裏側 〜塾の先生を見極める方法〜

こんにちは。ジロ子屋です。

 

jirokoya
講師の先生がうちの子に合っているかどうかわからない

こういった悩みを持たれてる方も多いのではないでしょうか?

今回は、塾の先生の判別方法をお教えします。

 

塾にも集団塾、個別指導塾があり、塾以外には家庭教師があります。

講師の先生の「できる」「できない」の判断をどこでされてますか?

  • 教えるのが上手いと評判の先生
  • 学歴が高い先生
  • こまめに連絡をくれる
  • 子どもが気に入ってるため喜んで塾に行ってくれる
  • そもそもどんな先生か知らない

理由はさまざまだと思います。

 

塾の先生を見分けるポイントは下記の通りです。

  • セールストークを見分ける
  • 成績が上がっているか
  • 先生の学歴
  • 塾長の力量
  • 生徒と先生のマッチング

 

塾を経営してて常々思うのは、必ずしも

成績が上がる=生徒数増加(顧客満足度が高い)

ということではないということです。

 

塾には保護者面談があります。

その時に塾でのご様子や講師の先生のお話になります。

その時に評判良い先生が誰なのかがわかります。

 

「塾の先生が好きで子どもが喜んでいます。」

「個別指導報告書をいつも丁寧に書いていただき、子どもの勉強状況がわかって安心です」

もちろん良いことではありますが、困った状況になっている場合があります。

「子どもが好き」というのは、宿題が少ない、授業中サボっても怒らない、恋愛心があるという場合があります。

報告書を丁寧に書いているということは、授業をそっちのけで、そこに時間を掛けすぎている、という場合があります。

 

「評判の良い先生」=「成績を上げてくれる」ではないのです。

 

ですので、「成績」がしっかり上がっているかどうかを確認してください。

子どもが「良い先生」と言ってても、成績が下がっていたら、塾で遊んでると思ってください。

報告書が立派で信頼のおける先生と思っていても、成績が下がっていたら、保護者様ばかり意識してお子さまを見てない、ほったらかしていると思ってください。

 

勉強以外で子どもの評判を上げる、勉強そっちのけで保護者様の評判を上げる、そういったセールストークにご用心ください。

 

次に先生の学歴に着目してください。先生を判別する方法として出身大学だけではなく、出身高校も確認をしてください。

なぜなら現在において大学に進学する方法は多種多様だからです。

国公立は共通テストでしっかり学力を測って選抜しますが、私立は必ずしもそうではありません。

AO入試、指定校推薦、公募推薦など、学力が足りてない学生を数多く合格させているからです。

 

先生の学歴はつぎのように分けることができます。

偏差値70以上の高校出身京大、阪大などの国公立、関関同立産近甲龍以下
偏差値65以上の高校出身神戸大などの国公立、関関同立産近甲龍以下
偏差値60以上の高校出身産近甲龍以下国公立、関関同立
偏差値60以下の高校出身産近甲龍以下国公立、関関同立

 

おすすめは上記表の色のついた先生です。

ジロ子屋のおすすめは、一番が青色、次に橙色、最後に黄色の順です。色なしはおすすめしません。

 

一番おすすめの青色の先生は秀才型です。

青色の先生は橙色の天才達には勝てないことを知っています。だから謙虚で勤勉です。

自分を特別と思っていないので、生徒にやさしくできます。

そして生徒が理解できるように努力してくれます。説明も丁寧です。

授業処理能力も橙色の天才型にひけをとらず進めることができます。

 

次におすすめの橙色の先生は総じてインプット(=理解力)能力が高く、相手がどんなに言葉足らずでも理解してくれます。生徒のつまずきにもすぐに気づきます。

しかし反対にアウトプット(=話す)では、最小単語で説明をします。そしてスピードが速い。語彙力が多い。

言葉数が少なく難しい言葉を使って話すスピードが速いため理解できない生徒が多い。

そしてもう一つ。詳細はお伝えできませんが、天才型なのでコントロールが難しい人が多くなります。

なので塾長の手腕が大事で、橙色先生の特徴をしっかり把握して、生徒と授業コミュニケーションが取れるように、指導しなければなりません。

コントロールができたなら塾のエースになることが多いです。

 

黄色の先生は関関同立合格が推薦ではなく一般入試で入っていることが条件です。

青色や橙色の先生と同様に相当勉強されて大学に入ったことがわかります。

地頭が良い人より努力で学力を上げた人が多く、勉強でつまずくことも多かったため、解決能力が高い。

生徒のつまずきを気づいてあげることができ、教えるのが上手いです。

努力でガンバった分、分からない子の気持ちがわかります。

ただ、学習計画や進捗状況の把握、授業処理能力のスピードの違いでは、青や橙には負けてしまいます。

そのため3番手評価となっています。

 

以上のような先生に教えてもらえてるかどうかがポイントになります。

塾などにお通いでしたら、先生の大学名を伏せてることも多いので、

先生の学歴は必ずチェックされるべきです。

 

 

最後に良い先生に出会うには塾長の見極めも大事になります。

塾はサービス業ですので、お金を稼ぐことを第一に考えます。

もちろん塾というサービス業なので子どもの成績が伸びなければ評判が悪くなり経営が悪化します。

 

では塾はどのような先生を採用しているのでしょうか?

塾は次の条件を満たす先生をほしがります。

  • どの教科も教えられる(特に理科)
  • 子どもウケしそう、保護者ウケしそう
  • 遅刻しない、代授業に入ってくれる、事務作業を不満なくこなしてくれる
  • 給料に不満を言わない
  • 学歴(これは塾による)
  • 交通費がどれくらいかかるか
  • 採用する塾長の好みと直感

 

スポーツではチームは監督の色が出ますが、塾も同じです。

採用する塾長の好みの先生が自然と多くなります。

私が見てきた塾業界では、「子どもの成績を伸ばす先生」よりも「塾に都合の良い先生」を採用する場合が多いです。

ですので塾長がしっかり先生を教育できてるかどうか。

そして生徒としっかりコミュニケーションがとれて、ベストマッチングができているかどうか。

 

そして昨今は人材不足のため、悲しいことに良い先生ばかりを採用することができません。

正直、人数合わせの先生は、どの塾にもいてます。

こういった先生に当たらないように見極めてあげてください。

 

ジロ子屋は、教室をもっていません。

(自学自習で勉強を進めるための自習室があります)

だからこそ生徒の人数に合わせて人数合わせの先生を採用する必要がありません。

先生を選りすぐり、自信を持ってお届けできる先生ができた場所で寺子屋を開催します。

ですので選抜された良い先生だけで運営することができます。

個別指導塾をやめてジロ子屋を開業した理由の一つです。


 

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